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会社の概要(2026年9月22日 時点)※ 株価・PER・業績の数字は、そのあと変わっていることがあります。 円換算は2026年9月22日時点のレート(1円=165.28ドン)で計算した目安です。ベトコムバンク(VCB)は、ベトナムで最大級の商業銀行です。1963年に貿易専門の国有銀行として発足し、2009年にホーチミン証券取引所へ上場しました。中央銀行のベトナム国家銀行が74.80%を持ち、時価総額はベトナムの上場企業中3位です(2026年9月時点)。
株価は10年で+282.9%になりましたが、2年・3年ではほぼ横ばい、5年では+37.1%と、値動きは落ち着いています。2025年の連結税引前利益は44兆ドン≈ 約2,700億円と過去最高でしたが、伸び率は4.2%にとどまりました。企業を支えるため貸出金利を下げて、利ざや(NIM)が縮みました。また2026年4月24日の株主総会で、資本準備金から10億6,800万株を新たに発行すると決め、さらに6.5%の第三者割当増資も計画しています。
PERは11.8倍、配当利回りは1.5%(2026年9月時点)。外国人の保有は19.99%。ベトナムの銀行は外国人が持てる上限が30%と決まっており、その枠の3分の2ほどが埋まっています。
日本企業のみずほ銀行が2011年に戦略投資家として出資し、いまも15.00%を持つ第2位の株主です。日本の三大メガバンクのひとつが、ベトナムを代表する企業の株式を15年近く持ち続けている形になります。
このページでは、株価チャート・全期間の配当・株価パフォーマンス・大株主の一覧を、ホーチミン証券取引所(hsx.vn)が公表しているデータをもとに毎時更新しています。
ベトコムバンクの株価チャート
ベトナム時間 2026年10月28日 15時 現在の時点で、ベトコムバンク(VCB)の株価は57,500ドン(前日比 +2.50%)、時価総額は480 兆ドン(日本円で約 2.93 兆円)で、ベトナムの上場企業の中で3位です。PER(株価収益率)は11.5倍、配当利回りは1.6%(直近1年の現金配当 1株900ドン)。ホーチミン証券取引所に上場しており(業種・銀行)、上場は2009年6月30日、確認できる最初の現金配当は2009年度です。
ベトコムバンク株のパフォーマンス
ベトコムバンク株|注目の話題
9月21日、ベトコムバンクが世界の指数に入った
ベトナム株は2026年9月21日、FTSEラッセルの世界株価指数に正式に組み入れられました。対象は27銘柄。9月5日の調整期限を過ぎても入れ替えはなく、9月7日に確定しました。ベトコムバンクは大型株として入りました(大型株はVCB・VIC・VHMの3銘柄、中型株はBID・HPG・VPBの3銘柄)。
買い手は、ベトナムに関心のあるファンドだけではありません。FTSEの新興国指数に連動して機械的に買う大型ファンドの資金も入ります。最大のものはバンガードのVWO(純資産1,223億ドル、経費率0.06%)。流入額は14億ドル前後と見られています。
大型株だからといって、入る資金が多いとはかぎりません。FTSEの指数は、時価総額のうち市場で自由に売り買いされている株の分だけを数え、外国人が買える枠の残りも考えて、銘柄ごとの比重を決めます。大型・中型の分類は入る指数を分けるもので、大型株も中型株も同じ指数(FTSE All-World)に入ります。
SSIリサーチの見込みでは、ベトコムバンク(大型株)への流入は約3,710万ドルで、中型株のVPバンク(約7,130万ドル)の半分ほどです。ベトコムバンクは国家銀行が74.80%、みずほ銀行が15.00%を持っており、市場で売り買いされる株は多くありません。
組み入れは一度ではなく、4回に分けて行われる予定です。2026年9月21日に10%、2027年3月22日に20%、6月21日に35%、9月20日に35%です。
※ 指数への組み入れは、株価が上がることを保証するものではありません。投資助言ではありません。
出典:FTSE Russell「2026年3月期 国別分類レビュー結果」2026年4月7日発表/VnEconomy 2026年8月21日/Tạp chí Kinh tế Tài chính 2026年9月5日/Vanguard VWO(2026年9月時点)/SSIリサーチ(Người Quan Sát 2026年8月22日)
ベトコムバンクの配当の推移
| 対象年度 | 配当金 | 配当(株)もしくは権利 | 配当落ち日 | 権利確定日 | 配当がもらえる日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年 | 1株あたり 450 ドン(約3円) | なし | 2026年7月23日 | 2026年7月24日 | 2026年8月27日 |
| 2024年 | 1株あたり 450 ドン(約3円) | なし | 2025年10月3日 | 2025年10月6日 | 2025年10月24日 |
| 2025年 | なし | 株式配当※1 100株につき 49.50株※2 | 2025年3月12日 | 2025年3月13日 | 非公表 |
| 2022年 | なし | 株式配当※1 100株につき 18.10株※2 | 2023年7月25日 | 2023年7月26日 | 非公表 |
| 2020年 | 1株あたり 1,200 ドン(約7円) | 株式配当※1 100株につき 27.60株※2 | 2021年12月22日 | 2021年12月23日 | 2022年1月5日 |
| 2019年 | 1株あたり 800 ドン(約5円) | なし | 2020年12月21日 | 2020年12月22日 | 2021年1月8日 |
| 2018年 | 1株あたり 800 ドン(約5円) | なし | 2019年12月30日 | 2019年12月31日 | 2020年1月15日 |
| 2017年 | 1株あたり 800 ドン(約5円) | なし | 2018年10月5日 | 2018年10月8日 | 2018年10月25日 |
| 2016年 | 1株あたり 800 ドン(約5円) | なし | 2017年9月28日 | 2017年9月29日 | 2017年10月16日 |
| 2015年 | 1株あたり 1,000 ドン(約6円) | 株式賞与※1 100株につき 35株※2 | 2016年9月9日 | 2016年9月12日 | 2016年9月30日 |
| 2014年 | 1株あたり 1,000 ドン(約6円) | なし | 2015年6月26日 | 2015年6月30日 | 2015年7月30日 |
| 2013年 | 1株あたり 1,200 ドン(約7円) | 株式賞与※1 100株につき 15株※2 | 2014年6月18日 | 2014年6月20日 | 2014年7月18日 |
| 2012年 | 1株あたり 1,200 ドン(約7円) | なし | 2013年2月26日 | 2013年2月28日 | 2013年3月28日 |
| 2011年 | 1株あたり 1,200 ドン(約7円) | なし | 2012年2月24日 | 2012年2月28日 | 2012年3月28日 |
| 2010年 | なし | 株式配当※1 100株につき 12株※2 | 2011年7月18日 | 2011年7月20日 | 非公表 |
| 2009年 | 1株あたり 1,200 ドン(約7円) | なし | 2010年3月10日 | 2010年3月12日 | 2010年4月5日 |
ベトコムバンク株配当|注目の話題
ベトコムバンクは2025年の株式配当で、株数を1.495倍にした
ベトコムバンクは2025年3月13日を権利確定日として、49.5%の株式配当を行いました。1,000株を持っていた人に、新しく495株が配られる計算です。発行された株は27億6,000万株を超え、資本金は約55兆8,900億ドンから83兆5,570億ドンになりました。株式配当の原資は2018年末までの剰余金と、2021年度の利益です。
上の「配当の推移」のグラフを読むときは、ここに気をつけてください。グラフは1株あたりの金額なので、株数が増えると、配当の総額が同じでも1株あたりは下がって見えます。株式配当はお金が出ていくものではなく、株数が増えて1株の重みが薄まるものなので、現金配当と同じ物差しでは比べられません。
大事なのは、1株あたりの金額が下がっても、受け取る総額が減っているとはかぎらないということです。ベトコムバンクは何度も株式配当を配っており、そのたびに株主の持ち株数が増えています。株式配当でもらった株にも、次からは同じように配当が付きます。1株あたりの金額が同じでも、持っている株数が増えていれば、受け取る総額はそのぶん増えます。
長く持ち続けるとどうなるかは、2011年に出資したみずほ銀行の例が参考になります。買ったときの金額に対して、いまどれくらいの評価額と配当になっているかを、下の株主の話題で計算しています。
※ 数字は公表資料からの引用です。投資助言ではありません。
出典:ベトコムバンクの公表資料/Mekong ASEAN・VietnamPlus(2025年3月)
ベトコムバンクには、まだ配られていない配当の計画が3年分ある
ベトコムバンクは2026年4月24日の年次株主総会で、2025年度の利益の使い道を決めました。税引き後の利益から積立金などを差し引いた残り約20兆3,310億ドン(2026年9月22日のレート、1円=165.28ドンで約1,230億円)を、すべて配当に回します。このうち現金配当4.5%(1株450ドン、約3兆7,600億ドン)は国の承認を受けて、2026年8月27日に支払われました。残りをどう配るかは、公表されていません。
それより前の年の利益にも、配当に回す計画があります。2022年度の利益の残り21兆6,800億ドンと、2023年度の残り22兆7,700億ドンは、どちらも株式配当で配る計画です。合わせて約44兆5,000億ドン(同じレートで約2,692億円)で、いまの資本金83兆5,570億ドンの5割を超えます。
2022年度・2023年度の株式配当と2025年度の残りは、実行するには国の承認が必要です。ベトコムバンク会長のグエン・タイン・トゥン(Nguyễn Thanh Tùng)は、承認を申請していると説明しています。なお2024年度の分は、2025年10月に現金配当4.5%(1株450ドン)として配られました。
※ 支払いが済んだ現金配当を除き、どれも国の承認を待っている計画で、実行の時期は公表されていません。投資助言ではありません。
出典:ベトコムバンク 2026年4月24日の年次株主総会/Báo Đầu tư・CafeF(2026年4月)/CafeF(2026年7月9日)
ベトコムバンクの株主
| 株主 | 区分 | 持ち株比率 |
|---|---|---|
| ベトナム国家銀行(中央銀行)The State Bank Of Vietnam | 法人 | 74.80% |
| 日本資本みずほ銀行Mizuho Bank, Ltd. | 法人 | 15.00% |
| GIC(シンガポール政府投資公社)Gic Private Limited | 法人 | 1.01% |
| T. ロウ・プライスT. Rowe Price Associates, Inc | 法人 | 0.15% |
| Vietnam Holding Ltd | 法人 | 0.04% |
| マニュライフManulife Equity Fund | 法人 | 0.01% |
※ 持ち株比率が0.1%未満の個人の株主で、役職が公表されていない方は載せておりません。
※ 株主の説明は、公表されている情報をもとに補足しております。
ベトコムバンク株主|注目の話題
ベトコムバンク株の購入で9倍以上のリターンを出した日本のみずほ銀行
みずほ銀行がベトコムバンク株の15%を買ったのは2011年9月。1株34,000ドンで3億4,761万株、約11兆8,200億ドン(2011年9月当時のレートで約435億円)でした。
さらに2019年1月にも買い足しています。ベトコムバンクがGIC(シンガポール政府投資公社)などへ新株を出したとき、みずほも1,666万6,431株を引き受けました。約9,300億ドン(2019年1月当時のレートで約44億円)です。持ち分が薄まって15%を割らないようにするための追加出資でした。2回を合わせた投資額は約12兆7,500億ドン、円にして約479億円(それぞれ当時のレート)になります。
それから15年。ベトコムバンクは現金配当より株式配当を多く出してきたので、みずほの持ち株数は12億5,335万株に増えました。買い足した分を含めた3億6,428万株から3.44倍です。株価は34,000ドンから58,900ドン(2026年9月22日の終値)になりました。いまの持ち株の値段は約73兆8,200億ドンで、投じた12兆7,500億ドンの約5.8倍にあたります。
さらに、この15年で円は大きく安くなりました。2011年9月は1円=約272ドン、2026年9月22日は1円=165.28ドンです。円が安くなったぶん、円で見た値打ちはもっと大きくなります。
いまの持ち株を2026年9月22日のレートで円に直すと約4,467億円。投じた479億円のおよそ9.3倍です。
この期間は配当も入ってきました。直近1年の現金配当は1株900ドンなので、みずほが受け取る金額は、同じレートで年約68億円。買ったときの金額に対して年14.2%の利回りです。
同じ形の出資が、ほかのメガバンクにもあります。三菱UFJ銀行のヴィエティンバンク(CTG)、三井住友銀行のVPバンク(VPB)です。買った時期が違うぶん、いまの成果も分かれています。
そして、なぜみずほはベトコムバンク株を15%しか買えず、ほかの日本企業もベトナム上場会社の株式の保有率は、15%や20%までなのか。ベトナムでは外国からの銀行出資に上限があるからです。外国の個人は5%、普通の外国の会社・ファンドは15%、戦略投資家として認められて20%、外国人の所有はすべてを合わせて30%までなどと、銀行1行に投資できる割合に天井があるので、それ以上ベトナムの銀行業に張りたければ別の銀行を買うしかありませんでした。さらにベトナムの商業銀行が他の信用機関の株を持つ場合は5%未満まで(2014年通達36号)と決まっていて、銀行どうしが株を持ち合ってグループ内で貸し借りを回すことは封じられています。
※ いまの金額は、2026年9月22日の終値(58,900ドン)と同じ日のレート(1円=165.28ドン)で計算しています。公表資料からの概算で、各社の会計上の損益とは一致しません。投資助言ではありません。
出典:みずほコーポレート銀行 2011年9月27日発表/ベトコムバンク 2019年1月9日発表(GIC・みずほへの新株発行、1億1,110万8,873株・約6兆2,000億ドン)/hsx.vn(2026年9月22日時点)/Wise(2026年9月22日時点)
外国の銀行は、1つの銀行に20%までしか出資できない
ベトナムでは、銀行(信用機関)の株式について外国人の持ち分に上限があります。外国の個人は5%、ふつうの外国の会社・ファンドは15%、戦略投資家として認められた外国の金融機関でも20%まで。外国資本を合わせても30%までと決められています。日本の3大メガバンクが、それぞれ別のベトナムの銀行に出資しているのは、この上限があるためです。1行に20%までしか入れないので、それ以上ベトナムの銀行業に投資をしたければ、別の銀行を買うしかありません。
この20%は銀行の決まりで、業種ごとに別の上限があります。49%・50%・100%と分かれていて、証券会社や、ビール・乳製品・合成繊維といった製造業では100%外国資本の株主も認められています(SSI証券・サイゴンビール・ビナミルク・センチュリー合成繊維は、いずれも上限100%)。一方でFPTは49%、ペトロリメックスは石油の規制で20%です。
※ 制度は変わることがあります。投資助言ではありません。
出典:2024年信用機関法/政令01/2014/政令69/2025/通達36/2014/ホーチミン証券取引所の外国人保有比率の上限(2026年9月16日に取得)
発行済み株式の6.5%を、55人以下の投資家へ売る計画
ベトコムバンクは2026年4月24日の年次株主総会で、最大5億4,310万株(発行済みの6.5%)を、55名以下の戦略投資家と機関投資家へ売る計画を承認しました。額面で約5兆4,310億ドンにあたります。
ベトコムバンク会長のグエン・タイン・トゥン(Nguyễn Thanh Tùng)は「有力な株主候補と交渉中で、2026年のうちに実行したい」と説明しています。これまで実行できなかった理由として、コロナや地政学の問題で投資家の判断が難しかったことを挙げました。
資本準備金からの増資と合わせて両方が実現すると、資本金は約99兆6,750億ドンになります。なお、この6.5%を買う相手に、いまの第2位の株主であるみずほ銀行が加わるかどうかは、公表されていません。
※ 承認されたのは計画で、実行の時期はこれからです。投資助言ではありません。
出典:ベトコムバンク 2026年4月24日の年次株主総会/Tuổi Trẻ・Báo Đầu tư(2026年4月)
ベトコムバンクの子会社、保有株式
ベトコムバンクは、子会社9社(ベトナム国内6社・海外3社)、合弁会社1社、関連会社1社を持っています(2026年6月30日現在)。子会社はすべて非上場で、このほかに上場企業2社へ1割に満たない出資をしています。経営を支配している会社を子会社、ほかの株主と共同で経営する会社を合弁会社、大きな影響力を持つ会社を関連会社、それ以外をその他の出資としています(区分はベトコムバンクの連結財務諸表の注記のとおりです)。ここではそのうち事業の中心になっている代表的な会社と、上場している会社への出資を、上場しているものを先に、持ち株比率の高い順に並べました。
| 会社名(コード) | 区分 | 何の会社か | 持ち株比率 | 上場市場 |
|---|---|---|---|---|
| PJICO損害保険(PGI) | その他の出資 | 損害保険 | 8.03% | ホーチミン |
| エキシムバンク(EIB) | その他の出資 | 銀行 | 4.23% | ホーチミン |
| ベトコムバンク証券(VCBS) | 子会社 | 証券会社 | 100% | 非上場 |
| ベトコムバンク・リース(VCBL) | 子会社 | 機械・設備のリース | 100% | 非上場 |
| ベトコムバンク・ラオス | 子会社 | 銀行(ラオス) | 100% | 非上場 |
| ヴィナフィコ(Vinafico) | 子会社 | 金融(香港) | 100% | 非上場 |
| ベトコムバンク投信(VCBF) | 合弁会社 | 投資信託の運用 | 51.00% | 非上場 |
日本とのつながりベトコムバンクは、持っている側ではなく持たれている側で日本とつながっています。日本企業のみずほ銀行が株式の15.00%を持つ大株主で(上の「ベトコムバンクの株主」の表にも出ています)、外国の戦略投資家として15年以上にわたり資本と経営のノウハウを入れています。
1割未満の上場会社株式を保有ベトコムバンクが持っている上場企業の株は、PJICO損害保険(8.03%)とエキシムバンク(4.23%)でどちらも1割に満たない少額の出資です。PJICO損害保険はペトロリメックスが40.95%を持つ会社、エキシムバンクはゲレックス(GELEX)が筆頭株主の銀行で、どちらもベトコムバンクの子会社ではありません。ベトコムバンクの子会社はすべて非上場です。
※ 上記表に記載の会社のほか、海外送金の会社を国内とアメリカに1社ずつ、オフィス賃貸の子会社2社(ベトコムバンクタワー198 70%、ベトコムバンク・ボンダイ・ベンタイン 52%)、同じくオフィス賃貸の関連会社1社(ベトコムバンク・ボンダイ 16%)、それにベトナム国家銀行の決定で引き受けたデジタル専業銀行ベトコムバンク・ネオ(VCBNeo 100%)を持っています。
※ ベトコムバンク・ネオは、2024年10月のベトナム国家銀行の決定2299号で経営難の建設銀行(CBBank)がベトコムバンクへ強制移管されたもので、2025年1月に商号が変わりました。2024年信用機関法の第185条により、引き受けた銀行は、承認された移管計画を実行しているあいだ、その銀行を連結決算に含めなくてよく、連結の自己資本比率を計算するときにも外してよいと決められています。このためベトコムバンクの連結財務諸表には入っていません。計画をやり終えた時点でふつうの連結の決まりに戻りますが、計画の期間は公表されていません。
※ 区分と持ち株比率は、ベトコムバンクが公表した2026年上半期のレビュー済み連結財務諸表(注記1)に載っている数字です。上場している会社への出資の比率は、各社が公表した大株主のデータ(保有株数 ÷ 発行済み株式)から計算しています。公表の時点は会社によって異なります。出典:ベトコムバンク連結財務諸表(2026年6月30日)/Vietstock/CafeF
ベトコムバンクグループ|注目の話題
ベトコムバンクは、国際金融センターに100%出資の銀行をもう1つ作る
ベトコムバンクは2026年4月24日の年次株主総会で、ベトナム国際金融センター(VIFC)の中に、100%出資の子銀行を設立する方針を承認しました。資本金は3兆ドン(2026年9月22日のレート、1円=165.28ドンで約182億円)の計画です。実現すれば、上の表にある10社の子会社・合弁会社に11社目が加わることになります。
同じ株主総会では、資本金を83兆5,570億ドンから94兆2,380億ドン(同じレートで約5,702億円)へ引き上げる計画も承認されました。最大で約10億6,800万株を新しく発行するもので、原資は2023年末までに積み上げた資本準備金です。
※ 承認されたのは方針と計画で、設立や発行の時期はこれからです。投資助言ではありません。
出典:ベトコムバンク 2026年4月24日の年次株主総会/Vietstock(2026年4月)
100%持っているのに、連結決算に入らないベトコムバンク・ネオ
2024年10月17日、ベトナム国家銀行の決定2299号で、経営難の建設銀行(CBBank)がベトコムバンクへ強制移管されました。2025年1月17日に商号がベトコムバンク・ネオ(VCBNeo)へ変わり、設立許可は2026年3月27日付の15/GP-NHNNです。
ベトコムバンクは100%を持っていますが、この銀行は連結決算に入っていません。2024年信用機関法 第185条により、経営難の銀行を強制移管で引き受けた銀行は、承認された移管計画を実行している間、その銀行を連結決算に含めなくてよく、連結の自己資本比率を計算するときにも外してよいと決められているためです。
計画をやり終えた時点で普通の連結の決まりに戻りますが、計画の期間は公表されていません。VPバンクのGPバンクも、まったく同じ形です。
※ 投資助言ではありません。
出典:2024年信用機関法 第185条/ベトナム国家銀行の決定2299号(2024年10月17日)/ベトコムバンクの2026年6月30日時点 連結財務諸表 注記1

ベトコムバンクと同じ業種・近い業種の銘柄
ベトナムオオヤで紹介している個別銘柄のページです。株価は毎時更新しています。
◆ PER は直近12ヶ月(TTM)の1株当たり利益と「更新日時」の株価から算出。配当利回り は直近1年に権利が確定した現金配当の合計 ÷ 「更新日時」の株価。そのあとに株式配当があった銘柄は、株数が増えた分をそろえて計算しています(表に出している配当金は、実際に払われた1株あたりの金額のままです)。配当の推移 とその下の表(テーブル)は、取引所とベトナム証券保管振替機構(VSD)に開示された権利・配当のお知らせ(対象年度ベース)を、公開データから受け取っています。棒グラフは現金配当のみ、その下の表(テーブル)には株式配当・新株を買う権利も載せています。パフォーマンス は各期間前の終値と直近終値の比較です。
◆ 当ウェブサイトの数値について、株式配当や株式分割があった銘柄は、過去の株価をさかのぼって調整しています。 ベトナム企業は現金ではなく、株式で配当を出すことも多く、調整していない株価をそのまま見ると、株数が増えた分だけ値下がりしたように見えてしまうからです。当ウェブサイトの騰落率は、株数の増加を含めた、株主から見た値動きとなり、パフォーマンスについても実情により近づけた数値となります。
◆ 株主 は、取引所と各社が開示した大株主リストと所有構造(国有・外国・その他)を、公開データから掲載しています。日本の企業・金融機関が大株主に入っているときは「日本資本」の印を付けています。
◆ 為替(円換算に使うレート)は取引所の開示ではありません。公開されている為替レートのサービス(open.er-api.com)から1時間ごとに受け取った参考値で、銀行や両替所の実際のレートとは異なります。
◆ データの出どころと集め方は、ベトナムオオヤ式 ベトナム株式銘柄分析ページにくわしく書いています。
