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会社の概要(2026年9月23日 時点)※ 株価・PER・業績の数字は、そのあと変わっていることがあります。 円換算は2026年9月23日時点のレート(1円=164.82ドン)で計算した目安です。ビンホームズ(VHM)は、ベトナム最大の住宅デベロッパーです。親会社のビングループ(VIC)が71.70%を持ち、ハノイ・ホーチミン・ハイフォンなどで、住宅に商業施設・学校・病院をあわせた大規模な街づくりを手がけています。時価総額はベトナムの上場企業で2位です(2026年9月23日 時点)。
株価は1年で+43.5%、2年で+224.5%になりました。2026年上期の純利益が52兆920億ドン≈ 約3,160億円と前年同期比+380%になり、通期計画の87%に達したためです。オーシャンパーク2・3とグリーンパラダイスの引き渡しが重なり、第2四半期の粗利益率は約66%に達しました。
それでもPERは7.0倍と低い水準です。不動産は物件を引き渡した期にまとめて利益が立つため、いまの利益の大きさがこの先も続くとは限りません。ただし契約ずみでまだ売上に計上していない残高は196兆8,130億ドン≈ 約1.19兆円あり、前年同期より42%増えています。配当利回りは4.4%(2026年8月の株式配当で増えた株数にそろえて計算)。外国人の保有は6.58%です。
日本企業とのつながりも深く、ホーチミン市のグランドパークには日本企業の野村不動産と三菱商事が2020年から共同で出資しています。ハイフォンのロイヤルアイランドには、野村不動産、海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)、東神開発、大成建設の日本の4社が参画しています。
このページでは、株価チャート・全期間の配当・株価パフォーマンス・大株主の一覧を、ホーチミン証券取引所(hsx.vn)が公表しているデータをもとに毎時更新しています。
ビンホームズの株価チャート
ベトナム時間 2026年10月17日 12時 終値の時点で、ビンホームズ(VHM)の株価は61,000ドン(前日比 +3.57%)、時価総額は501 兆ドン(日本円で約 3.06 兆円)で、ベトナムの上場企業の中で2位です。PER(株価収益率)は6.3倍、配当利回りは4.9%(直近1年の現金配当 1株6,000ドン)。ホーチミン証券取引所に上場しており(業種・不動産)、上場は2018年5月17日、確認できる最初の現金配当は2018年度です。
そのあとの株式配当で増えた株数にそろえて計算
ビンホームズ株のパフォーマンス
ビンホームズ株|注目の話題
9月21日、ビンホームズが世界の指数に入った
ベトナム株は2026年9月21日、FTSEラッセルの世界株価指数に正式に組み入れられました。対象は27銘柄。9月5日の調整期限を過ぎても入れ替えはなく、9月7日に確定しました。ビンホームズは大型株として入りました(大型株はVCB・VIC・VHMの3銘柄、中型株はBID・HPG・VPBの3銘柄)。
買い手は、ベトナムに関心のあるファンドだけではありません。FTSEの新興国指数に連動して機械的に買う大型ファンドの資金も入ります。最大のものはバンガードのVWO(純資産1,223億ドル、経費率0.06%)。このうちベトナム株への流入額は14億ドル前後と見られています。
大型株だからといって、入る資金が多いとはかぎりません。FTSEの指数は、時価総額のうち市場で自由に売り買いされている株の分だけを数え、外国人が買える枠の残りも考えて、銘柄ごとの比重を決めます。大型・中型の分類は入る指数を分けるもので、大型株も中型株も同じ指数(FTSE All-World)に入ります。
SSIリサーチの見込みでは、ビンホームズへの流入は約1億6,900万ドルで、ビングループ(約4億7,500万ドル)に次いで、27銘柄の中で2番目に多い額です。
組み入れは一度ではなく、4回に分けて行われる予定です。2026年9月21日に10%、2027年3月22日に20%、6月21日に35%、9月20日に35%です。
※ 指数への組み入れは、株価が上がることを保証するものではありません。投資助言ではありません。
出典:FTSE Russell「2026年3月期 国別分類レビュー結果」2026年4月7日発表/VnEconomy 2026年8月21日/Tạp chí Kinh tế Tài chính 2026年9月5日/Vanguard VWO(2026年9月時点)/SSIリサーチ(Investing.com 2026年8月24日・Người Quan Sát 2026年8月22日)
ビンホームズは2024年、ベトナム史上最大の自社株買いをした
ビンホームズは2024年10月23日から11月21日にかけて、自社の株を2億4,700万株買い戻しました。使った金額は約11兆ドン(2024年11月21日のレート、1円=163.68ドンで当時約672億円)で、ベトナムの株式市場で最大の自社株買いです。計画では3億7,000万株を買う予定でした。
会社は理由を「株価が実際の価値より低いため」と説明しています。買い戻した株は2024年12月17日に消し、発行済みの株数が減りました。
買い戻した値段は、1株あたり平均で約44,500ドンです(使った金額÷株数で計算)。その後、株価は大きく上がり、上のパフォーマンスの表の「2年」は+224.5%です(2026年9月23日時点)。なお2026年8月の株式配当で株数が2倍になったため、いまの1株の値段は、そのぶん半分になっています。
※ 投資助言ではありません。
出典:VnEconomy(買い戻しの計画)/VietnamBiz 2024年11月21日/Người Quan Sát(消却 2024年12月17日)/円換算はベトコムバンクの公表レート(振込の買値と売値の中間)
ビンホームズの配当の推移
| 対象年度 | 配当金 | 配当(株)もしくは権利 | 配当落ち日 | 権利確定日 | 配当がもらえる日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年 | なし | 株式配当※1 100株につき 100株※2 | 2026年8月6日 | 2026年8月7日 | 非公表 |
| 2025年 | 1株あたり 6,000 ドン(約37円) | なし | 2026年6月29日 | 2026年6月30日 | 2026年7月22日 |
| 2021年 | 1株あたり 2,000 ドン(約12円) | なし | 2022年5月31日 | 2022年6月1日 | 2022年6月22日 |
| 2020年 | 1株あたり 1,500 ドン(約9円) | 株式配当※1 100株につき 30株※2 | 2021年9月15日 | 2021年9月16日 | 2021年10月1日 |
| 2018年 | 1株あたり 1,000 ドン(約6円) | なし | 2019年8月8日 | 2019年8月9日 | 2019年9月9日 |
| 2018年 | なし | 株式配当※1 100株につき 25株※2 | 2018年10月8日 | 2018年10月9日 | 非公表 |
ビンホームズ株配当|注目の話題
ビンホームズは2025年度、国内の株式市場で過去最大の現金配当を出した
ビンホームズは2026年4月21日の株主総会で、2025年度の配当を決めました。現金は1株あたり6,000ドン(額面の60%)、総額24兆6,440億ドン(2026年4月21日のレート、1円=165.76ドンで当時約1,487億円)で、ベトナムの株式市場で過去最大の配当です。親会社のビングループ(持ち株比率71.70%)には、約17兆7,000億ドンが入りました(持ち株比率から計算)。
現金は2026年6月30日を権利確定日として、7月22日に支払われました。続いて1株につき1株の株式配当も行い、8月7日を権利確定日として約41億株を新しく配りました。資本金は約41兆740億ドンから約82兆1,480億ドンになりました。
会社の説明では、現金配当はこれまでに積み上げた利益(2025年末で約202兆ドン)の1割あまりで、2026年の案件に使うお金は、契約ずみの物件の代金でまかなえるとしています。株式配当は、お金が出ていかない形で、株を売り買いしやすくするためです。
上の「配当の推移」のグラフは1株あたりの金額です。株数が2倍になったので、同じ総額を配っても、1株あたりの金額は半分になります。
配当の日程が発表された2026年6月18日、VHM株は6.96%高の144,400ドンと、値幅制限いっぱいまで上がりました。
※ 投資助言ではありません。配当の権利落ち日には、株価が配当の分だけ下がります。
出典:Tuổi Trẻ 2026年4月21日(株主総会)/Viet Nam News 2026年6月18日「Vinhomes to pay largest dividend in Vietnamese stock market history」/Mekong ASEAN 2026年7月5日/円換算はベトコムバンクの公表レート(振込の買値と売値の中間)
ビンホームズの株主
| 株主 | 区分 | 持ち株比率 |
|---|---|---|
| VinGroup Joint Stock Company | 法人 | 71.70% |
| Government Of Singapore | 法人 | 4.99% |
| Viking Asia Holdings II Pte.Ltd | 法人 | 4.60% |
| PYN Elite Fund (non-ucits) | 法人 | 1.17% |
※ 持ち株比率が0.1%未満の個人の株主で、役職が公表されていない方は載せておりません。
※ 株主の説明は、公表されている情報をもとに補足しております。
ビンホームズ株主|注目の話題
米国のKKRとシンガポール政府も、ビンホームズの大株主に名を連ねてきた
株主の表にある「Viking Asia Holdings II」(4.60%)は、米国の投資会社KKRが率いる投資家グループの会社です。KKRはシンガポールの投資会社テマセク(Temasek Holdings)などと組み、2020年6月15日に、ビンホームズ株の約6%を6億5,000万ドル(15兆1,000億ドン。2020年6月15日のレート、1円=215.55ドンで当時約701億円)で取得しました。テマセクは、シンガポール政府(財務省)が株をすべて持つ投資会社で、国の資金を世界の企業に投資しています。
その後、2021年8月には一部(3,196万株)を売って、持ち株比率を4.6%に下げる届け出を出しています。
「Government Of Singapore(シンガポール政府)」(4.99%)は、シンガポール政府の投資機関GICの名義です。いったん大株主の一覧から外れたあと、2022年6月1日に株を買い足して持ち株比率が5.01%になり、大株主に戻りました。
※ 投資助言ではありません。
出典:KKRの発表(Business Wire 2020年6月15日)/Znews 2021年8月16日/VnEconomy 2022年6月8日/円換算はベトコムバンクの公表レート(振込の買値と売値の中間)
ビンホームズの子会社、保有株式
ビンホームズは子会社が約37社あり、すべて非上場で持ち株比率もほとんどが100%です。株式の50%超を持つ会社を子会社、20〜50%を関連会社としています。持ち株比率では並べ替えの目印にならないため、ここでは事業の規模(資本金)が大きい代表的な会社を大きい順に並べました。
| 会社名(コード) | 区分 | 何の会社か | 持ち株比率 | 上場市場 |
|---|---|---|---|---|
| カンザー観光投資(Can Gio) | 子会社 | ホーチミン市カンザー地区の都市開発 | 99.99% | 非上場 |
| ビンホームズ工業団地投資 | 子会社 | 工業団地の開発 | 100% | 非上場 |
| ザーラム都市開発(Gia Lam) | 子会社 | ハノイ市ザーラム地区の都市開発 | 99.39% | 非上場 |
| タイソン建設投資(Thai Son) | 子会社 | 都市開発 | 100% | 非上場 |
| グリーンシティ開発(Thanh Pho Xanh) | 子会社 | 都市開発 | 100% | 非上場 |
| ビンザンベイ不動産(Vinh Xanh) | 子会社 | 不動産開発 | 99.80% | 非上場 |
| ベトナム金融センター(Berjaya) | 子会社 | ホーチミン市の金融センター開発 | 67.50% | 非上場 |
| バオライ投資(Bao Lai) | 子会社 | 白大理石・石材の採掘 | 96.48% | 非上場 |
| ビンコンス(Vincons) | 子会社 | 建設(ビンホームズの工事) | 100% | 非上場 |
まぎらわしい会社ビンホームズは、上場している会社をひとつも持っていません。ビンパール(VPL)やビンファスト(VFS)といったグループの上場企業を持っているのは、親会社のビングループ(VIC)です。ビンホームズ自身が持っているのは、開発する街ごとに作られた不動産会社と、資材となる石材の会社です。
※ このほかにも、プロジェクトごとに作られた不動産会社が28社あります。
持ち株比率と資本金は、公表されている企業データによります。出典:CafeF/Vietstock/2026年9月時点
ビンホームズグループ|注目の話題
ビンホームズは、ベトナム国内で土地を増やすのをやめた
ビンホームズは2026年6月16日、ベトナム国内で新しい土地の保有を増やすのをやめると発表しました。親会社ビングループのファム・ニャット・ブオン(Pham Nhat Vuong)会長の指示によるもので、ビンホームズのファム・ティエウ・ホア(Pham Thieu Hoa)会長が明らかにしました。
理由は、すでに5〜7年分の開発に足りる土地を持っているためです。今ある案件と開発中の案件は続け、土地を増やす代わりに、1平方メートルあたりの価値を高めることに力を入れるとしています。海外での案件も続けます。
この前後にも、子会社の入れ替えが続いています。2026年6月1日には、子会社のファットロック投資商業(Phat Loc)を手放し、ベルジャヤ・ベトナム国際大学都市開発(Berjaya)の株を取得して子会社にしたと公表しました。6月下旬には、ハイフォンに資本金4,290億ドン(2026年6月27日のレート、1円=162.88ドンで当時約26億円)の新しい会社「ナムチャンカット(Nam Trang Cat)」を作っています。ビンホームズが51%、子会社のカンザー観光投資が47%、タイソン建設投資が2%を出資しました。
※ 投資助言ではありません。
出典:Tuổi Trẻ 2026年6月16日/CafeF 2026年6月1日/Nhà Đầu Tư 2026年6月27日/円換算はベトコムバンクの公表レート(振込の買値と売値の中間)
ビンホームズは、ハノイの都市鉄道5路線の工事を請け負った
ハノイ市は2026年6月22日、新しい都市鉄道5路線の工事を始めました。長さは合わせて約303.5キロメートル、総投資額は約1,300兆ドン(2026年6月22日のレート、1円=163.05ドンで当時約7兆9,700億円)です。
工事を設計から施工までまとめて請け負うのは、ビンホームズとビンスピード(VinSpeed)の企業連合です。ビンスピードはビングループのファム・ニャット・ブオン会長が中心に持つ会社で、ビンホームズの子会社ではありません。完成の目標は2030年です。
※ 投資助言ではありません。
出典:Thanh Niên 2026年6月22日/VnExpress 2026年6月22日/円換算はベトコムバンクの公表レート(振込の買値と売値の中間)

ビンホームズと同じ業種・近い業種の銘柄
ベトナムオオヤで紹介している個別銘柄のページです。株価は毎時更新しています。
◆ PER は直近12ヶ月(TTM)の1株当たり利益と「更新日時」の株価から算出。配当利回り は直近1年に権利が確定した現金配当の合計 ÷ 「更新日時」の株価。そのあとに株式配当があった銘柄は、株数が増えた分をそろえて計算しています(表に出している配当金は、実際に払われた1株あたりの金額のままです)。配当の推移 とその下の表(テーブル)は、取引所とベトナム証券保管振替機構(VSD)に開示された権利・配当のお知らせ(対象年度ベース)を、公開データから受け取っています。棒グラフは現金配当のみ、その下の表(テーブル)には株式配当・新株を買う権利も載せています。パフォーマンス は各期間前の終値と直近終値の比較です。
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◆ 株主 は、取引所と各社が開示した大株主リストと所有構造(国有・外国・その他)を、公開データから掲載しています。日本の企業・金融機関が大株主に入っているときは「日本資本」の印を付けています。
◆ 為替(円換算に使うレート)は取引所の開示ではありません。公開されている為替レートのサービス(open.er-api.com)から1時間ごとに受け取った参考値で、銀行や両替所の実際のレートとは異なります。
◆ データの出どころと集め方は、ベトナムオオヤ式 ベトナム株式銘柄分析ページにくわしく書いています。
