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会社の概要(2026年9月28日 時点)※ 株価・PER・業績の数字は、そのあと変わっていることがあります。 円換算は2026年9月28日時点のレート(1円=164.92ドン)で計算した目安です。ベトジェットエア(VJC)は、ベトナム最大の民間航空会社です。2007年設立の格安航空会社(LCC)で、2025年の利用者は2,820万人。国際線の輸送量ではベトナム航空を上回り、国内線でも4割超のシェアを持ちます。日本へは東京・大阪・名古屋・福岡・広島の5都市へ直通便が飛んでいます。
共同創業者で会長のグエン・ティ・フォン・タオ(Nguyen Thi Phuong Thao)氏と家族、関係会社で、あわせて株式の約43%を保有しています。どの会社が株を持っているのかは、「ベトジェットエアの株主」の注目の話題で説明しています。
2025年は売上高82兆ドン≈ 約4,980億円(前年比+14%)、純利益は5割増え、2026年上期も売上が4割伸びました。機材の導入は年22機と過去最多で、発注残は600機を超えます。
ただしPERは47倍と高く、純利益率は2.6%ほど。2025年の売上の18.5%は航空機の売買によるもので、運航そのものの利益ではない点には注意が必要です。
このページでは、株価チャート・全期間の配当・株価パフォーマンス・大株主の一覧を、ホーチミン証券取引所(hsx.vn)が公表しているデータをもとに毎時更新しています。
ベトジェットエアの株価チャート
ベトナム時間 2026年10月7日 15時 現在の時点で、ベトジェットエア(VJC)の株価は128,000ドン(前日比 -0.62%)、時価総額は98.4 兆ドン(日本円で約 5,986 億円)で、ベトナムの上場企業の中で25位です。PER(株価収益率)は45.2倍、直近1年の現金配当はありません。ホーチミン証券取引所に上場しており(業種・航空)、上場は2017年2月28日、確認できる最初の現金配当は2016年度です。
前回 2019年4月 ・ 1,000ドン(約6円) / 株
ベトジェットエア株のパフォーマンス
ベトジェットエア株|注目の話題
2025年10〜11月に71%上がって最高値。今はそこから21%低い水準
ベトジェットエアの株価は、2025年10月1日の98,456ドン(2025年10月1日のレート、1円=179.67ドンで約548円)から上がり始め、10月13日・14日・15日と3日続けてストップ高を付けました。10月15日の終値(調整前で163,100ドン。2025年10月15日のレート、1円=174.56ドンで約934円)は、2018年5月以来の高値と報じられています。その後も10月28日、11月20日、11月25日にストップ高があり、11月25日に168,529ドン(2025年11月25日のレート、1円=168.46ドンで約1,000円)の最高値を付けました。10月1日から約2か月で71%の上昇です(株価は2026年6月の株式配当を調整した値段で、調整前の最高値は21万9,000ドンほど、同じレートで約1,300円です)。報道では、この上昇の理由ははっきり示されていません。
その後は下げ、2026年3月23日には116,763ドン(2026年3月23日のレート、1円=165.29ドンで約706円)と、最高値から31%低くなりました。2026年9月28日の終値は132,900ドン(2026年9月28日のレート、1円=165.97ドンで約801円)で、最高値より21%低く、1年前(2025年9月26日、101,918ドン。2025年9月26日のレート、1円=176.51ドンで約577円)と比べると30%高い水準です。
この1年でストップ高は13回あり、ストップ安は1回もありませんでした。
※ 投資助言ではありません。
出典:Vietstock(株式配当を調整した終値、2026年9月28日まで)/ダンチー 2025年10月14日・15日/markettimes 2026年6月7日。円換算はベトコムバンクの公表レート(振込の買値と売値の中間)
2026年6月5日と9月21日にストップ高。9月24日にスターリンクと契約
2026年は、1月23日、2月24日、4月1日、4月15日、6月5日、9月21日にストップ高を付けました。6月5日は、VN指数の上昇に2番目に大きく効いた銘柄になりましたが、報道ではその理由は書かれていません。
9月21日は、取引の最後(ATC、終値を決める注文の時間)に買い注文が集まり、ストップ高の138,000ドン(2026年9月21日のレート、1円=166.02ドンで約831円)で終わりました。同じ報道では、タオ会長が、ベトナムの経営者や芸術家約150人を乗せたニューヨーク行きの特別便に同乗したことも伝えられています。
9月24日には、スペースXの衛星通信サービス「スターリンク(Starlink)」と契約し、まず120機で機内のインターネットを無料で使えるようにすると発表しました。最初の機体でいつから使えるかは、まだ公表されていません。
※ 投資助言ではありません。
出典:Vietstock/ダンチー 2026年6月5日/CafeF 2026年9月21日・9月24日。円換算はベトコムバンクの公表レート(振込の買値と売値の中間)
2026年の計画を、中東の燃料高で引き下げ。税引前利益は前年より8%少ない計画
2026年4月24日の株主総会で、2026年の計画が承認されました。取締役会が最初に示した計画は、売上高101兆4,070億ドン(2026年4月24日のレート、1円=165.21ドンで約6,138億円)、税引前利益3兆110億ドン(同じレートで約182億円)でしたが、これを売上高86兆7,740億ドン(同じレートで約5,252億円、2025年より5.7%増)、税引前利益2兆4,210億ドン(同じレートで約147億円、2025年より8%少ない)に引き下げました。
会社は引き下げの理由として、中東の緊張で航空燃料(ジェットA1)の値段が一時1バレル190〜220ドルになり、運航の費用が増えたことを挙げています。
総会では、エアバスA321neoを100機(ほかに50機を追加で買える権利)、大型機のA330neoを20機発注したことも紹介されました。30%の株式配当(「配当の推移」の注目の話題で説明しています)と、取締役2人の選任も承認されています。
※ 投資助言ではありません。
出典:vietnambiz 2026年4月24日・4月27日/DNSE 2026年4月24日/dttc(サイゴン投資財務)2026年4月27日。円換算はベトコムバンクの公表レート(振込の買値と売値の中間)
2026年4〜6月期の利益は47%減。上期の売上の伸びは、主に航空機の売買によるもの
2026年4〜6月期の連結売上高は30兆4,990億ドン(2026年7月30日のレート、1円=161.29ドンで約1,891億円、前年同期比71%増)でしたが、税引後利益は3,490億ドン(同じレートで約22億円)と47%減りました。会社は、中東の緊張で航空燃料の値段が高いままだったことを理由に挙げています。
上期(1〜6月)の連結財務諸表を見ると、売上高51兆5,360億ドン(同じレートで約3,195億円)のうち13兆4,790億ドン(約836億円)が、航空機・エンジンの売買とその仲介によるものでした(前年同期は4,290億ドン、約27億円)。これを除いた売上高は38兆570億ドン(約2,360億円)で、前年同期より7%の増加ということになります。一方、運航にかかる費用は26兆6,530億ドン(約1,653億円)で17%増え、費用の内訳では燃料費が15兆1,760億ドン(約941億円)と22%増えています。
その結果、上期の税引前利益は1兆5,620億ドン(同じレートで約97億円)で、前年同期より5%減りました(税引後利益は、繰延税金の費用が前年より少なかったため1兆3,720億ドン(約85億円)と6%増)。税引前利益は、2026年の計画の64.5%にあたります。
※ 投資助言ではありません。
出典:ベトジェットエア 2026年上期の連結財務諸表(レビュー済み)/VnExpress・VnEconomy 2026年7月。円換算はベトコムバンクの公表レート(振込の買値と売値の中間)
ベトジェットエアの配当の推移
| 対象年度 | 配当金 | 配当(株)もしくは権利 | 配当落ち日 | 権利確定日 | 配当がもらえる日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年 | なし | 株式配当※1 100株につき 30株※2 | 2026年6月16日 | 2026年6月17日 | 非公表 |
| 2018年 | 1株あたり 1,000 ドン(約6円) | なし | 2019年4月23日 | 2019年4月24日 | 2019年5月10日 |
| 2018年 | 1株あたり 2,000 ドン(約12円) | なし | 2018年9月5日 | 2018年9月6日 | 2018年9月19日 |
| 2017年 | なし | 株式配当※1 100株につき 20株※2 | 2018年6月29日 | 2018年7月2日 | 非公表 |
| 2017年 | 1株あたり 1,000 ドン(約6円) | なし | 2018年5月9日 | 2018年5月10日 | 2018年5月25日 |
| 2017年 | 1株あたり 1,000 ドン(約6円) | なし | 2018年1月22日 | 2018年1月23日 | 2018年2月7日 |
| 2017年 | なし | 株式賞与※1 100株につき 40株※2 | 2017年9月22日 | 2017年9月25日 | 非公表 |
| 2017年 | 1株あたり 2,000 ドン(約12円) | なし | 2017年7月28日 | 2017年7月31日 | 2017年8月15日 |
| 2016年 | 1株あたり 1,000 ドン(約6円) | なし | 2017年5月9日 | 2017年5月10日 | 2017年5月30日 |
ベトジェットエア株配当|注目の話題
2025年度は100株につき30株の株式配当。7年ぶりの配当
2026年4月24日の株主総会で、2025年度の配当を株で出すことが決まりました。比率は30%で、100株につき30株の新しい株を受け取ります。ベトナムでは、証券法で公募する株式の額面は1株1万ドンと決まっており、配当の比率はこの額面に対する割合で示されます。30%の株式配当は、1株(額面1万ドン)につき額面3,000ドン分の株、つまり100株につき30株ということになります。
権利確定日は2026年6月17日(配当落ち日は6月16日)で、新しく発行した株は1億7,748万1,627株です。原資は2025年の連結財務諸表の未処分利益とされ、資本金は5兆9,161億ドンから7兆6,909億ドンになりました。
たとえば1,000株を持っていた人は300株を受け取り、1,300株になりました。会社から現金は出ていかず、株数が増えた分、配当落ち日に株価が調整されます。
※ 投資助言ではありません。
出典:CafeF 2026年5月21日/markettimes 2026年6月/ベトジェットエア 2026年上期の連結財務諸表
現金配当は2019年5月が最後。2019〜2024年度は配当なし
ベトジェットエアの現金配当は、2019年5月10日に支払った2018年度分(1株1,000ドン)が最後です。2017年2月の上場から2019年5月までに現金配当を6回出したほか、2017年に株式賞与(100株につき40株)、2018年に株式配当(100株につき20株)もありました。
2019年度から2024年度までの6年分は、現金・株式とも配当がありませんでした。2025年度の株式配当(上の話題)は7年ぶりの配当ですが、現金配当が出ていない状態は続いています。このため、このページの配当利回りは0%です。
※ 投資助言ではありません。
出典:ホーチミン証券取引所(hsx.vn)に開示された権利・配当のお知らせ(上の「配当の推移」の表)
ベトジェットエアの株主
| 株主 | 区分 | 持ち株比率 |
|---|---|---|
| Sunflower Sunny Investment Company Limited | 法人 | 26.16% |
| グエン・ティ・フオン・タオNguyen Thi Phuong Thao取締役会長 | 個人 | 8.02% |
| Sovico Holdings Company | 法人 | 6.95% |
| Aviation Holdings Company | 法人 | 5.92% |
| Government Of Singapore | 法人 | 4.99% |
| Dynamic & Development Investment Joint Stock Company | 法人 | 4.23% |
| グエン・タイン・フンNGUYEN THANH HUNG | 個人 | 0.99% |
| Bac Ha Investment Joint Stock Company | 法人 | 0.96% |
| グエン・フォック・フン・アイン・ヴィクターNguyen Phuoc Hung Anh Victor | 個人 | 0.35% |
| ルー・ドゥック・カインLuu Duc Khanh | 個人 | 0.17% |
※ 持ち株比率が0.1%未満の個人の株主で、役職が公表されていない方は載せておりません。
※ 株主の説明は、公表されている情報をもとに補足しております。
ベトジェットエア株主|注目の話題
タオ会長と家族・関係会社で約43%。5.92%のアビエーションは、元の社名が「ソビコ・アビエーション」
上の表のうち、グエン・ティ・フォン・タオ会長が全額出資する投資会社サンフラワー・サニー投資(Sunflower Sunny Investment)が26.16%、タオ会長本人が8.02%、タオ会長が創業し会長を務める複合企業ソビコ(Sovico Holdings)が6.95%を持っています。この3者で41.13%です。
このほか、夫のグエン・タイン・フン(Nguyen Thanh Hung)氏が0.99%、息子のグエン・フォック・フン・アイン・ヴィクター(Nguyen Phuoc Hung Anh Victor)氏が0.35%(2026年3月に200万株を買い増し)、2018年の報道でタオ会長の関係会社とされたバクハ投資(Bac Ha Investment)が0.96%を持ち、合わせると43.43%になります。
5.92%を持つアビエーション(Aviation、表ではAviation Holdings Company)は、以前はソビコ・アビエーション(Sovico Aviation)という社名だった不動産会社で、2025年6月に2,500万株を買い増して大株主になりました。報道では、タオ会長との関係は示されていません。これを加えると49.35%です。
※ 投資助言ではありません。
出典:ホーチミン証券取引所(hsx.vn)に開示された大株主(上の表)/vietnamfinance 2018年4月8日/soha 2025年6月19日/VnEconomy 2026年4月
外国人の持ち株比率は6.14%。航空会社は、外国人が持てる株が34%まで
外国人の持ち株比率は6.14%です(上の帯)。表の中で一番大きい外国の株主は、シンガポール政府の投資機関GICの4.99%です。
ベトナムの航空会社は、外国人が持てる株の上限が決まっています。2026年6月15日に出た政令208号(7月1日から施行、新しい民間航空法の細則)では、外国人の合計は資本金の34%までで、一番多く持つ株主はベトナムの個人か法人でなければならない、とされています。2026年2月には上限を49%へ引き上げる案が示されていましたが、政令では34%のままとなりました。
※ 投資助言ではありません。
出典:ホーチミン証券取引所(hsx.vn)に開示された所有構造(上の表)/政令208/2026/NĐ-CP(luatvietnam)/fili 2026年2月24日
ベトジェットエアの子会社、保有株式
ベトジェットエアの子会社は10社(直接持つ8社と、子会社を通して持つ2社)、関連会社は2社です(2026年6月末の連結財務諸表)。このほか、上場しているサイゴン地上サービス(SGN)の株を持っています。持ち株比率が20%未満でも、取締役を指名して経営に大きな影響を与えられる会社は、財務諸表では関連会社として扱います。下記の表では13社を、上場している会社を先に、持ち株比率の高い順に並べました。
| 会社名(コード) | 区分 | 何の会社か | 持ち株比率 | 上場市場 |
|---|---|---|---|---|
| サイゴン地上サービス(SGN) | その他の出資 | 空港の地上サービス | 9.14% | ホーチミン |
| ベトジェットエアIVB No.1 | 子会社 | 航空機・部品の売買とリース(英領バージン諸島) | 100% | 非上場 |
| ベトジェットエアIVB No.2 | 子会社 | 航空機・部品の売買とリース(英領バージン諸島) | 100% | 非上場 |
| ベトジェットエア・シンガポール | 子会社 | 航空機の売買(シンガポール) | 100% | 非上場 |
| ベトジェットエア・アイルランドNo.1 | 子会社 | 航空機の売買とリース(アイルランド) | 100% | 非上場 |
| スカイメイト(Skymate) | 子会社(間接) | 航空機の売買とリース(ケイマン諸島) | 100% | 非上場 |
| ギャラクシー・ペイ(Galaxy Pay) | 子会社 | 決済サービス・電子財布 | 100% | 非上場 |
| エアポート・ネオ(Airport NEO) | 子会社 | 空港の地上サービス | 100% | 非上場 |
| ビクトリア航空アカデミー | 子会社 | 航空の訓練 | 95% | 非上場 |
| スウィフト247(Swift247) | 子会社 | 宅配・物流 | 67% | 非上場 |
| ベトジェットエア・カーゴ | 子会社(間接) | 航空貨物の輸送 | 64%(議決権67%) | 非上場 |
| カムラン国際ターミナル | 関連会社 | 空港ターミナルの運営 | 10% | 非上場 |
| タイ・ベトジェットエア | 関連会社 | 航空会社(タイ) | 9% | 非上場 |
まぎらわしい会社タイ・ベトジェットエアは「ベトジェット」の名前が付いていますが、ベトジェットエアの持ち株比率は9%の関連会社です。また、カザフスタンで飛んでいるベトジェット・カザフスタンは、ベトジェットエアではなくソビコ・グループ側が株を持つ会社なので、表には入っていません(くわしくは下の注目の話題)。
また、サイゴン地上サービス(SGN)の筆頭株主はベトジェットエアではなく、空港を運営するベトナム空港総公社(ACV)で48.15%を持っています。ベトジェットエアは9.14%の少数株主です。
※ 持ち株比率は、2026年6月末の連結財務諸表(レビュー済み)の注記によります。サイゴン地上サービス(SGN)は財務諸表に比率の記載がないため、保有株数(3,060,822株。財務諸表の時価と一致)を発行済み株式(約3,349万株)で割って計算しています。このほか、ケイマン諸島のアンジェリカ・ホールディング(Angelica Holding、航空機のコンサルティングとリース)にも出資することになっていますが、2026年6月末の時点では出資金を払い込んでいません。
出典:ベトジェットエア 2026年上期の連結財務諸表
ベトジェットエアグループ|注目の話題
航空貨物のベトジェットエア・カーゴは64%。宅配のスウィフト247を通して持つ会社
航空貨物のベトジェットエア・カーゴ(VietjetAir Cargo)は、ベトジェットエアが直接ではなく、子会社を通して持つ会社で、持ち株比率は64%(議決権は67%)です(2026年6月末の連結財務諸表)。
ベトジェットエアは2021年2月、宅配のスウィフト247(Swift247)の株の67%を持ったと発表しました。スウィフト247は、タオ会長の息子が創業した会社と報じられています。2020年9月に公表した再編で、ベトジェットエア・カーゴはスウィフト247の傘下に入り、ベトジェットエアはスウィフト247を通して貨物の会社を持つ形になった、とされています。
ベトジェットエアの連結財務諸表では、2026年上期の「貨物と付帯サービス」の売上は11兆5,630億ドンで、前年同期より13%少なくなっています。
※ 投資助言ではありません。
出典:ベトジェットエア 2026年上期の連結財務諸表/VnExpress 2021年2月19日/swift247.vn 2020年9月28日/tapchihangkhong 2024年8月26日
タイ・ベトジェットは9%の関連会社。「ベトジェット・カザフスタン」はベトジェットエアの出資先ではない
タイ・ベトジェットエア(Thai Vietjet Air)は、ベトジェットエアが9%を持つ関連会社です。持ち株比率は20%未満ですが、取締役を指名する権利があり、経営に大きな影響を与えられるため、財務諸表では関連会社として扱われています。2026年6月末の財務諸表では、この会社への出資金はまだ払い込んでいない、と注記されています。
ベトジェットエアは2018年に、タイの投資家から29%を追加で買う権利を得る契約を結び、その期限は新型コロナの影響などで2024年9月まで延ばされた、と報じられていました。2026年6月末の持ち株比率は9%のままです。
一方、2025年5月から「ベトジェット・カザフスタン(Vietjet Qazaqstan)」の名前で飛んでいるカザフスタンのカザク航空(Qazaq Air)は、ベトジェットエアの子会社でも関連会社でもありません。株を持っているのは、タオ会長のソビコ・グループの会社(セントラル・アジア・アビエーション・ホールディングス、Central Asia Aviation Holdings)などで、2025年12月にカザフスタンの政府系ファンドからの株の買い取りが終わり、ソビコ側が51%を持つ形になったと報じられています。ベトジェットエアとは提携の契約を結び、ブランドを使っている形です。
※ 投資助言ではありません。
出典:ベトジェットエア 2026年上期の連結財務諸表/tapchihangkhong 2024年8月/ベトナム民間航空局 2025年5月6日/aviationnews.eu 2025年12月29日
航空機の売買とリースを受け持つ海外の子会社5社。2026年上期は売上の26%が航空機の売買
表の100%子会社のうち5社(英領バージン諸島のIVB No.1とNo.2、シンガポール、アイルランドNo.1、ケイマン諸島のスカイメイト)は、航空機やエンジンの売買とリースを受け持つ会社です。連結財務諸表の注記では、英領バージン諸島とケイマン諸島の会社の利益には法人税がかからず、シンガポールの会社は17%、アイルランドの会社は25%の税率とされています(ベトナムの会社は20%)。
航空機の売買は、売上と利益に大きく影響します。2025年は航空機の売買が売上の18.5%でした(2024年は13.7%)。2026年上期は、航空機・エンジンの売買とその仲介の売上が13兆4,790億ドンで、売上高51兆5,360億ドンの26%にあたります(前年同期は4,290億ドン)。
この売上に対する原価は11兆3,270億ドンで、差し引き2兆1,517億ドンの粗利益になります。上期の粗利益全体(4兆5,322億ドン)の47%が、この取引によるものということになります。
※ 投資助言ではありません。
出典:ベトジェットエア 2026年上期の連結財務諸表(注記1・28・29・34)/2025年の連結財務諸表
ロンタイン空港に整備の格納庫。2026年8月には整備の子会社づくりも決定
ベトジェットエアは2025年7月、ホーチミン市の東にできるロンタイン国際空港で、航空機を整備する格納庫3号・4号を建てて運営する事業者に選ばれました。落札時の事業費は1兆5,430億ドン(2025年7月14日のレート、1円=177.25ドンで約87億円)で、2050年末まで整備のサービスを行う計画です。
工事は2025年8月19日に始まり、12月19日に上棟しました。敷地は8.4ヘクタールで、小型機6機と大型機2機、または小型機なら最大10機を同時に整備できるとされています。ロンタイン空港の商業運航は、2026年12月1日から始まる予定と報じられています。
2026年8月19日の取締役会では、航空機の整備と技術サービスを行う子会社インターナショナル・テクニカル・サービス(International Technical Services、資本金3,000億ドン)を、95%を出資して作ることを決めました。9月には、空港の地上サービスを行う100%子会社のエアポート・ネオ(Airport NEO)の資本金を、1,000億ドンから2,000億ドンに増やすことも決めています。
※ 投資助言ではありません。
出典:vietnambiz 2025年7月14日/VnExpress 2025年12月19日/baoxaydung 2026年7月13日/viettimes 2026年8月/baophapluat 2026年9月28日/ベトジェットエア 2026年上期の連結財務諸表。円換算はベトコムバンクの公表レート(振込の買値と売値の中間)
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ベトジェットエアと同じ業種・近い業種の銘柄
ベトナムオオヤで紹介している個別銘柄のページです。株価は毎時更新しています。
◆ PER は直近12ヶ月(TTM)の1株当たり利益と「更新日時」の株価から算出。配当利回り は直近1年に権利が確定した現金配当の合計 ÷ 「更新日時」の株価。そのあとに株式配当があった銘柄は、株数が増えた分をそろえて計算しています(表に出している配当金は、実際に払われた1株あたりの金額のままです)。配当の推移 とその下の表(テーブル)は、取引所とベトナム証券保管振替機構(VSD)に開示された権利・配当のお知らせ(対象年度ベース)を、公開データから受け取っています。棒グラフは現金配当のみ、その下の表(テーブル)には株式配当・新株を買う権利も載せています。パフォーマンス は各期間前の終値と直近終値の比較です。
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